2008年04月19日

ひと時も持ち忘れない

覚えていないわけでもないカードローン発行の時、
別に大した思い出になるわけでもなかった。
今は風にもたれて困っていたとしても、
それを手にとって塵を叩いてやる気もおきない。
汗臭くてべた付いているわけでもないのに、
何となくそこまでしたいとは思わない。

苦渋を背負って鈍いぐらいに二重に映るような
空気も、軽くなって微笑んでいるフリばかりが
刻み込まれる。
ひと時もそのことを忘れないようにしているわけでもない。
とてもとてもくだらない形を作り出したとして、
それを嘲笑する気など微塵もなくて、
まんざらでもないように受け入れていく闇の水。
元気な色ばかりを散りばめたくなったように
見えてしまうのも、微かにそうしてもいいかなって
気分次第で決めてしまう。

その汗ばんで重なり合うフリだけを微妙に繰り返して、
何もかも同じようになったつもりの風景には納得していない。
覚えているのかどうかも軽く忘れてほほ笑むように
、つまらない結論を導き出す。
それでも忘れたりはしていないふうなことばかりを、
それらしく並べていく。

その軽いフットワークみないな嘘の塊も、
いずれ破綻していくような匂いしかしてこない。
カサついた眼光に点眼液を垂らしたところで、
ある程度だけしか潤わない。
きっとカサつきを繰り返す。

それも病的のように、また嘘の塊が取りついて
解体を企てる。
限りなく解体に拘る姿勢は、別にそれに酔っている
わけではないようだ。
そういうのを演じているわけでもなく、
悪意を隠してやっているから性質が悪い。
いずれそれは、また名前を変えたり形態を変えて
出没して偽りが塞いだふうな隙間から生まれてくるのかもしれない。
また同じことを繰り返そうとするのだろうか?
これもあれも迷惑な匂いしかないのだから、
関わらないようにしたい。

いや誰もがそれとは関わらないようにしたいはずだ。
多分だけど、融資と悪意は異なるものだと感じることが多い。
善意から生まれていくケースがあって、
そこから利息がついてくる。

低金利で借りるならいいのかと云えば、
借りるだけ借りたらお別れというわけにはいかないように、
冷めた関係も震えるように互いに義務を全うするほかない。
儚くその義務を放棄する時が来たら、
その関係の修復は困難なのかもしれない。
眼には見えない利息も、返済する上では大事なことなのは
いうまでもない。

夢のない借金をするよりも、
それなりに目的のある借金をしたほうがいいに決まっている。
だから事業者ローンなどは使途が明確なぶん、
大口融資な場合が多いと聞く。




  


Posted by バルーン at 03:42お金のこと